置き物

 

家で置き物になっていたキャメラを仕事で使うようにして一週間。やはりスマートフォンとはちがうものになって、鹿肉撮ればよだれ出そうになるし、テーブルにセッティングしたワイングラスを撮れば雰囲気が出る。

 

おなじく家で置き物になっていたMacBook Proを最新バージョンにアップデートしてSDカードをそのままぶっ挿せばパソコンでちゃちゃっといじることもできて。料理人ばかりの環境でそういうことやってると、つぎつぎ頼まれるけどまあいっかという気持ち。

 

そんなこんなでSDカードの中身を確認しているとハネムーンの写真が出てくる。一年経ってもまだたまにinstagramにフランスの写真を載せたりしてるので、いつまで浸ってんねんって感じだけど、たぶんまだまだ浸る。

 

外国を飛びまわる人生もすてきな気がするけど、一生にもしかしたらこの一度しか行けなくても、それはそれでその人生もすてきな気がするよ。そのほうが深く刻まれるのでは、自分に。

 


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これはリヨン。フランスの第二の街とのことですが、街のまんなかに広い敷地もおっきな川もあるから、そこまで都会でもなく。リヨンは一泊二日のみだったけど行ってよかったなぁ…と思うのは、なんとなくホッとする街だったから。

もしかしたら京都に似てるからなのかもしれなくて。パリは東京。

川の向こうに見える小高い丘に建物が並んでいるのも、小田急線で湘南台から藤沢に向かうあたりにそういう景色があったような…

 

フランスに住むならリヨンがいいかな、もっと田舎もいい気がするけど、まにゃん意外と都会好きだしな。あと、あの人車運転できないしな。

 


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さてさて、明日は今年はじめてのジビエ。鳩。写真撮るのも忘れないように。

 

 

 

 

 

関係は、磁石。

 

 

会員は1000円。働くレストランのサービスランチよりも安いから、観たい作品とタイミングが合えば観に行くほうを選ぶようにしている。

きょう観た映画は、思春期な男子女子がそれぞれいくつかのグループでお泊まり会をし、時間軸に沿って朝を迎えるまでの話。

 

 

どうってことはない。作品のことをくわしく調べるタチでもないので、まあいつも通り「そこそこよい作品ね」という感想ではあるけれど、なんとなくきょうタイトルに書いたことばが頭にこびりついて離れない。

 

 

人と人が出会ってともだちになるというとき、それはたぶん居心地がいい。SとNのバランスがちょうどよいはず。

それがさ、どっちかの磁力が強すぎたらいつだってそっちに引きつけられちゃって弱いほうは自由になれない。だから、離れるしかなくなる。

人間ってのはむずかしくて磁力はおんなじでも、おんなじ極だとうまくいかなかったりする。似たもの同士で。

 

 

地球になんで磁力があって、北が上になってるんだろうね。むしろ北は上なんだろうか。なんかの星が爆発してその波動を受けたら磁力が反対になっちゃって、地球がくるっと反転することなんてあるのだろうか。意味わかんないよね、地球も人間も。

 

 

なにがどうってわけでもない。だれかと衝突しているわけでもなく、おだやかに暮らしておりますのでご安心を。

ここ数日、それこそ我が家にお泊まりしてくれた人と過ごした時間がとてもちょうどよかったから、そんなことを思っただけかもしれない。

めぐる

 

季節はめぐる、秋は一年後も秋。昨年の今日、この身体はフランスにあったのだ。僕のスマートフォンもまだiPhoneSEで、手にすっぽりおさまるサイズだった。

 

 

帰国後すぐ今のお店で働き始めた。なので、一年。

お店は生きもののようなので現在進行形で進んでいくのだからそれが楽しい。ただ、すこし俯瞰してみてみるといろいろなものごとがこの頭と身体を通っていったな。

 

 

料理はもちろん、ワイン、サービス、車の運転。群馬と東京、名古屋に福岡。おいしいものもいっぱい食べた。結婚式という幸せな日に、こんなに多く関わることになるとは。

 

 

いま何が起こっていますか?世界。

 

 

チョコの歴史、ワイングラスのあれこれ、ココアの奥深さ、もうすぐ結婚記念日、キーホルダーがばかくんになってうれしい、スケボー買ったけど怪我するの怖くて乗れてない、宇治市の家賃相場、長財布にしようかな、車余ってる人いませんか?、家で肉を焼こう。

 

 

僕の世界は、こんなところです。

 

 

休みの日の夕方に小一時間集まって、あらかじめ決めたテーマについて勉強会のようなものをしたいですね。僕と誰かのふたりでもよくて、テーマも毎回あっちに行ったりこっちに行ったり。異業種の人だったらぜんぜんちがう視点もあるだろろうに。

夢の後で

最初に言っておくと、この文章をるみさんが読んだら、
「なあに言ってんの!つべこべ言わずに、また明日から仕事がんばんなさい!で、今日王将でいい?食べてくでしょ?」
って言われながら、一杯やってるとーちんが隣にいてiPhoneのことを聞かれる。


そんな愛の溢れる情景を思い浮かべながら、僕は書いています。


◎◎◎◎◎



『夢が叶った後のこと』って考えたりしますか?



僕はします。
というか、今がその“後”なので。



テレビを観てばっかりで育って、テレビを作れちゃったから。
栃木と埼玉の間の群馬で育って、そんなんできるとも思わずに東京に出てきて、
そんなんできちゃったときの、どうしようって気持ち。



普通だったらそこに留まったり、そこで一番を目指したりするのだろうけれども。
「一番になる」という頂上を目標としていなくて、「関わる」という裾野を目標としていたから、
その裾野にすら届かないと思っていたから。



気付いたら、バスで5合目だった。
もちろんたくさん悔しい思いもしたり、この僕がトイレで泣いたりもした。
でも、ぜんぶ山の中だった。夢の中だった。



「人生、どうしよう?」



◎◎◎◎◎



子どもの頃は、将来の夢なんてなかった。
親はふたりともお堅めな職だったし、親族もたいていは公務員か工業系。
小中学校のちっさいエリアの中だったら、それなりに勉強できるほうに分類された。
そのままそれなりに就職の試験を受けて、それなりの暮らしをするのかと。
サラリーマン家庭の暮らしを知らなかったけれど、いずれはサラリーマンになるのだと思っていた。




職場体験は消防署だった。くじで、残り物。


高所恐怖症なのに地上10mをロープ一本で渡らされた、死ぬかと思った。
ロープから落ちたら自力で上がれとのことだったが、上がれる自信なんてなかった。

煙が充満して何も見えない筒のなかを酸素ボンベを背負って潜り抜ける訓練もした。
本当に何も見えない、それだけでも訳わからんのに背中の酸素ボンベがこれまた重い。
消防士さんを尊敬とかじゃない、絶対に消防士にはならないとだけ心に決めた。




高校は、普通科。普通に、普通科
どうやって生きていくかなんて決められなかったから普通科
それが普通だと思うし、それでいいと思う。




そこでもまた、それなりには勉強できるほうに分類されて。
家庭科の先生に一方的に恋に落ち、ラフに好きですとも伝えたね。
下の名前が母と同じだったので、もし万が一結婚できても母と妻が同姓同名ということだけは、18歳の僕でも分かった。




で、ここでやっと気付いた。
「大学には、普通科がない。」




普通科な人生が終了した。
「どうしよう?」
「ちっさい頃から好きだったものは、なんだろう?」
「サッカーか、テレビか…」
「大学でサッカー…?じゃ、テレビで。」



とりあえず、東京には行くのだろう。それだけは分かった。
気付いている人はいるだろうけど、結局学校は湘南だったし、京都の大学も視野に入れてればな…と今は思う。
経済学部と経営学部を食わず嫌いして、文学部か社会学部。いつのまにか、情報学部。
六大学の文学部仏文科指定校推薦、あと一歩で英語科の生徒会へと。




普通科じゃなくなってから4年。



心理学
社会学
社会心理学
番組制作
映像編集
言語コミュニケーション論
非言語コミュニケーション論
映画論
出版論
広告論
新聞論(唯一落とした)
スペイン語



それが実ったのか、CG映像制作会社。社内では、なんでも屋。




ADになって30歳手前まで「三日ぶりのお風呂、一週間ぶりの家」みたいな暮らしを覚悟して群馬から出てきたので、
まいにち終電だったけれども、想像よりはよい暮らしと認識していた3年間。




よい暮らし、というか夢の中だったんです。
ちっさいときに観てたものを、いつのまにか自分が作ってた。
うれしかった。たのしかった。いいものを作ろう、その次はもっといいものを作ろう。




普通だったら、そこで暮らすのだと思う。夢の中で。
普通科じゃない間に普通でもいいし普通でなくてもいいと知った僕は、夢の外へ一歩進んでみたわけです。




それでは聴いてください、星野源で『夢の外へ』。
(この曲で結婚パーティー、入場したなぁ…)



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あとは僕の普通は群馬の普通であって、東京の普通は僕の普通とはちょっと違っていたのだとは思う。
関西は、やっぱり関東と500km離れてた。実家に帰る回数も減っちゃって。



ちっさい映画館でひとりで働く暮らしをしたり、
街のはずれの洋食屋さんで働く暮らしをしたり、
ひとり暮らしからふたり暮らしになったり。



今はフランス料理屋さんで働いて、お店や結婚式でお料理を出しています。
料理を作るだけじゃなくて、サービスもひとつずつ勉強して、ワインも呑んで呑まれて。



一歩踏み出したから、その分学んでいます。
苦しいこともあるけれど、だからこそ血となり肉となる。
夢の後の、夢の中で、暮らしています。



自分のお店で、家族や自分のために、食べものを作っていく。
この夢なら、夢の後がやってこないはず。



◎◎◎◎◎



この前、車を運転していたらラジオからデビッド・ボウイの『changes』という曲が流れてきて。
それからずっと頭のなか、チェチェチェです。
こんなやさしい歌を歌うのね、デビッドは。もっと激しい歌を歌うのかと思っていた。



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いろんな人に出会って、たいせつな関係もあります。
みんなは、夢の後はどうするの?

パーティーを、しようよ。

日常は、続きます。
僕にとっては目の前のことに、ただ集中して成していくだけ。



なせばなる、なさねばならぬ、何事も。
これって「やれば必ずできるよ」ってことじゃなくて、「やる。やってできることもあるし、それでもできないこともある」みたいなことなんじゃないかなとポジティブシンキング・オブ・ザ・イヤーです。
とりあえず失敗して、たとえ失って敗れても、やるだけです。
(どこがいけなかったんかなぁ…です。)



7月中旬に試験がある、大学受験ぶりかしら。
あと3ヶ月。
むつかしくはないはずだけれど、むつかしくはないから受かるであろうというプレッシャー。



今度、パテ・ド・カンパーニュを家で作ります。
パン・ド・カンパーニュも作りたいですね。
あとはタルト・オ・シトロンも作ります。
家でパーティーでもあれば、作る機会が生まれるんですけどね。
(あと、掃除の必要性も生まれるのでちょうどよい。)



Appleの呪縛から解き放たれるためにAndroidにしましたが、予定通り使いこなせてはいません。
メモ帳もなく、スクリーンショットもどうやるのか知らない。毎日が新鮮です。



春です。ふと気付いたら、そのときは初夏でしょうね。
払うべきものを払って、貯めるものを貯めて、暮らしていたいですね。



2018年も、あと3分の2。

4/2

 

 

おはよう。

12時間後は、夜の10時。

 

 



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まにゃんもそろそろ食べに行きたいって思ってたところらしく、ふたりのお気に入りのお店へと。

 

 

 

ランチは金土日しかやってないみたいなんだけど、今月と来月は平日もやってるようで、はじめてのランチ。

 

 


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お肉。和牛のランプ。

 

 


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まにゃんはお魚のすり身?がサーモンで巻かれて球状になったものを食べていました。

 

 

食事したあとはすぐ…

 

 


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賀茂川でお昼寝。

2時間、ぐっすり。

 

 

本来はもっと桜いっぱいです。

 

 

商店街で買い物して帰ってきたけど、また夜も8時頃から眠っちゃって晩ごはんを朝の3時に食べました。

 

 

4/3、今日はお昼寝しないでマイペースに少しずつやること済ませていこうと。

 

 

 

空の港とホーホケキョ


おはよう。
2018年4月2日、月曜日。
天候は、くもりみたいな晴れ。
季節は、春。


風がそよそよとバスタオルを揺らす、ホーホケキョの声。


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3月の後半で村上春樹の『色彩がない多崎つくるくん、巡礼の旅』みたいな題の本を読んだ。
小説はひさしぶり、一年近く読んでないかも?


今までハルキムラカミという名で読まず嫌いだったのですが、ちょうどまにゃんが読み終わってパッと目の前に現れたので。
言葉の選びかた、それでできた文。すらすらとは読めた。
ただ、どちらかといえば言葉や文うんぬんというよりは、多崎のつくるくんの一部分に自分が重なってしまった。


無個性なつくるくん。
(それをまにゃんに言ったら、「とっし、だいぶ個性あるで」って言われた。)
(ハンサムっていうところは重なっていない、ということにしておく。)


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東京のみなさんに行っておいてほしい場所を、ひとつお教えします。
それは調布の飛行場。
駅でいうと京王線飛田給駅


小型の飛行機やヘリコプターが離着陸するのを、滑走路のそばにある芝生に寝転んで眺めるのです。
ブーン、静寂、ブーンって。
なにも考えずに、もしくはなにかを考えながら。


空の港じゃなくて、飛行の場っていうのがいいよね。


大学4年の一年間は調布に住んでいたので、大学に行くでもなくあてどなく過ごしていた22歳は、そこで空を眺めていました。
近くに味の素スタジアムもあるので、なにかイベントがあると遠くから歓声が聞こえてくるのもまたよい。
大勢の人間が近くの人工建造物にいて、自分だけが芝生に寝転んでいるという事実。


ちなみにつくるくんは駅のホームで何本もの電車を、ただ眺めていたりしていたそう。
もしよかったら、寒さと暑さのあいだに行ってみてください。なにかあるわけじゃないけど。


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あとは何かあったかなぁ、近頃。


・模様替えをしています、引き続き。


・お店での仕事は、春を迎えて結婚式のシーズン。出張料理が多くなります。
勉強と、その学んだことを発する日々。笑顔。手を動かす。あとは仕組みづくり。


・どっか無駄に宿泊したい。京都か、大阪湾岸か、東京か、神戸。
無駄じゃなくて、それは余白を作るということ?


・今日から新しい、朝の連続テレビ小説が始まりました。
『半分、青い。』、たぶん好きな作品。
また毎朝8時に起きる生活が送れそう。